2018年10月2日火曜日

「市長不信任決議案」提案理由説明の動画をアップしました

市長不信任決議案の提案理由説明の動画をアップしました。
以下全文を記載しますので、長文になりますがお読みいただければ幸いです。

[市長不信任決議案に関する提案理由説明]

只今、議題に供された「市長不信任決議案」に関し、提出者を代表し、提案理由の説明を行います。

市長とは市民の厳粛な選挙によって選ばれ、多くの市民の希望と期待を託された、
「本市行政のリーダー」であるべきものです。

従って、我々市議会議員は、市民の真の願いの実現のためであれば、
市長とは正に「車の両輪」のごとく、市政の推進を図って行かなければならない。

これが本来の姿であるということは重々承知しております。

しかし、誠に残念ながら、20164月の就任以降〜現在まで、約2年半の遠藤市政を一言で言えば、「外寛内忌(がいかんないき)」「好謀無決(こうぼうむけつ)」。

遠藤市長の不見識に基づく、現在の市政運営は、後退と混乱を招き、多くの市民の期待を裏切り、市益を大いに損ねると言う、大罪を犯していると断じざるを得ません。

その具体例は枚挙にいとまがなく、ここでは一部を示すに留めますが、まず、ビジョンが全く見えない、行き当たりばったりの財政運営について申しあげます。

義務的経費の構成比は60%を超え、類似団体と比較しても相当危険な状況。

財政構造の弾力性を示す「経常収支比率」は97%に手が届くほど悪化。

実質単年度収支は連続の赤字決算。

現状を看過すれば近い将来、枯渇を免れない各基金の取り崩し。

職員給与費の増額のみが目立ち、軒並み減額されている事業費、一般管理費。

にもかかわらず、連続の過去最大予算。

遠藤市長は「あれもやった、これもやった、一所懸命やっている」と胸を張っています。

しかしながら、財政再建の具体策、そしてその道筋、このことを具体的に示したことは、未だ一度足りともありません。

そして、益々混迷の度合いを深める、新ホールの整備は、着任早々の新町西地区再開発計画の白紙撤回。

「地権者の皆さんとは、理解を得るまで、トコトン膝を付き合わせ、何度でも話し合う」と言っていたことは早々にキャンセル。

「ある」と自信満々に語っていた代替案は、全く使い物にならない、お粗末極まりないものであったことが露呈し、これもキャンセル。

行く先を、文化センターの耐震改修に向けて舵を切ったものの、計画は即、頓挫。

迷走の果てに、敷地探しは「有識者会議」なるものに丸投げして先延ばし。

それもこらえきれずに、今度こそはと、駅西を新ホールの建設地に選定し、「30年、40年、50年後に誇れる施設を作る」「1500席は死守する」と豪語しておられました。

我々は、当初から、駅西では、法的にも物理的にも「将来を見据えた、今日的なホールは、敷地が狭すぎて入らない」と再三にわたって指摘してきました。

にもかかわらず、そんな意見を無視するように、早々にホールコンサルタントを雇い入れるも、市としての方針を示さないばかりか、職員に対しては、朝令暮改で指示を二転三転させ、その苦労を徒労に終わらせ、次から次へと血税の無駄遣いの、し放題。

挙げ句の果てに、ここに至って、何と、「駅西はやっぱりダメなんで、文化センター跡地に新ホールを作ります」

これが、議会を軽視し、市民の願いを無視した、独善的な市政運営と言わずに何と言うのか、強い憤りを禁じ得ません。

このまま遠藤市政が続くとすれば、新ホール整備は後退し、徳島市のまちづくりは遅れに遅れ、ますます他都市の後塵を拝することは火を見るよりも明らかです。

同様の事柄は他にも数多くあります。

昨年の「とくしまLEDデジタルアートフェスティバル」は多くの市民から、約16000万円もの事業費の大半を「ドブに捨てたと同じ」だと批判を浴び、今後の開催の見通しは未だ立っていません。

鉄道高架事業もしかり、それに伴う徳島駅周辺のまちづくり計画しかり、国府道の駅整備事業しかり、一般廃棄物中間処理施設整備事業しかり、食肉センターや中央卸売市場の整備しかり、上下水道事業の一体化しかり、挙げていけばキリがありません。

そして、遠藤市長が市長としての、また政治家としての資質に、著しく欠けていること、また、問題解決能力が皆無であることを内外に広く知らしめたのが、先の、
いわゆる「阿波おどり」の問題です。

丁寧に説明すれば、相当の時間がかかりますので、ここでは概容を時系列で追います。

そもそもは一昨年の11月、遠藤市長が当時の徳島市観光協会会長に辞任の要求を行ったことに端を発し、以降、徳島市観光協会への会計監査、同協会への補助金支出の停止、阿波おどり会館の指定管理者の選定、四国銀行からの代位弁済を伴わない債権譲渡と同協会に対する破産申立、阿波おどり2018に関する運営主体の設立と
実行委員の選任、徳島新聞社からの3億円の寄付の受け入れと桟敷購入の専決処分、

これらの事柄については、徳島地検へ新たな告発が行われていること、また、今後、新たな訴訟提起がなされる可能性がありますので、発言は、あえて控えますが、我々は、先に述べた、去る521日になされた専決処分には、未だ大きな疑義を覚えており、議会の議決を求めるのに十分な時間や機会があったにもかかわらず、なぜ、急いで、秘密裏に専決を打つ必要があったのか。

このことは、議会の存在を無視した前代未聞の暴挙であり、このことだけでも、十分に市長不信任を動議するに値すると確信しています。

そして、その後の、総おどりの中止、阿波おどり振興協会の前夜祭からの締め出し。

これらの騒動がインターネット媒体のみならず、放送、新聞、雑誌等のあらゆるメディアによって大きく取りあげられた。

我々は、遠藤市長が市長としての、また、政治家としての資質を、多少なりとも持ち合わせていれば、この度のような「大騒動」になっては、いなかったと考えています。

それでは何故、大騒動になったのか。

問題は、遠藤市長の自覚の無さなんです。

市長とは大きな権限を持った権力者であると言う認識、これの欠如。

あと、問題解決能力の無さ。

そして、これらに起因する極めて軽率な言動。

このことが騒動を必要以上に大きくし、四国だけでなく日本にとっても大きな夏の行事、国民的行事とも言える阿波おどりに水を差した結果、そのブランドを毀損した、のみならず、徳島市というブランド自体をも、取り返しのつかない程大きく毀損してしまった。

この度の騒動に関する、遠藤市長の言動に関して、褒められるものなど、何一つありません。

加えて、阿波おどり2018における「総おどりの決行」は遠藤市長の利害調整能力の無さを示す、明確な失敗例であり、これらの責任は極めて重大であると言わざるを得ず、遺憾の極みであり、決して看過できるものではありません。

先に申しあげました通り、現市政がスタートして、はや2年半もの時間が経過した現在、就任当初、念仏のように唱えていた「スピード感を持って」という言葉も、さすがに、ここ最近はサッパリと聞かなくなっています。

行き当たりバッタリで、小手先の政策は、フリーズしたら「市民会議」「有識者会議」なる組織に何でも、即座に丸投げ。

その後は、何も無かったふりをして白紙、撤回、中止、先延ばしの連鎖。

良識ある市職員からは「何でもかんでも白紙白紙のハクシィ君」と揶揄され、
にも関わらず、ご本人には責任を取る覚悟など、さらさら無く、その素ぶりさえも全く無く、責任は他人に擦りつけて、挙げ句の果てには、「僕一人が決めたんではありません、みんなで決めたんです。やる事なす事、失敗はしたけど、悪いことはやっていません。一生懸命やりました。またこれから頑張ります!」

こんな軽薄な立ち振る舞いが、許される訳がないこと、また、結果責任が問われないのは、いくら甘く見積もっても、「義務教育終了くらいまでだ」ということは、
子供でもわかる道理です。

ずいぶんと辛抱してきましたが、現市政が重ねてきた、お粗末極まりない失政のモラトリアム、いわゆる執行猶予の期間は、とうに過ぎています。

徳島市の将来を少しでも憂う気持ちがあるなら、冗談ではなく、いよいよ真剣に自らの進退を決断、それこそ英断すべき時期が来たのではないかと、本気でご助言申しあげて来ましたが、ご返事はいただけませんでした。

そのことさえ他人に丸投げする気なら、「議会が引導を渡すほか手は無い」と判断するに至り、ここに遠藤市長の不信任決議案を提出するものです。

今、議会の役割がいかにあるべきか、その力量が問われています。

阿波おどり問題に関しても「議会は何をやっているんだ」と言う市民の声が、日ごとに大きくなって来ています。

市長のリコール運動が展開される、そう言った大きなうねりも見え始めています。


議員各位には本決議案の趣旨を十分にご理解いただき、ご賛同を賜りますよう、心からお願い申しあげ、提案理由の説明といたします。
▲ページの先頭へ